バイエルン州の州都であり、ドイツ有数の大都市であるミュンヘンは、毎年行われるオクトーバーフェストの開催地として日本でも有名なビールの街です。今回は、そんなミュンヘンとその近郊にある、個性豊かなビール醸造所をご紹介します。いずれも半日あればミュンヘンからのエクスカーションが可能なので、ミュンヘンでの滞在時間に余裕があれば既存のツアーにも簡単に組み込むことができる、お薦めのプロダクトです。

WEIHENSTEPHAN ヴァイエンシュテファン
所在地: フライジング(ミュンヘンから車で約40分、ミュンヘン国際空港から約20分)
所在地: アンデックス(ミュンヘンから車で約50分)
ミュンヘンの南西にあるアンマー湖の畔に、聖なる山と呼ばれ、南ドイツで最も重要な巡礼地として重んじられている緑豊かな小高い丘があります。その頂に位置するANDECHSの敷地には、ベネディクト派の修道院になったかつてのアンデックス伯爵の居城、巡礼教会、修道院付属のビール醸造所、ビアガーデンやレストラン、ハーブ園などがあります。丘の上までコーチでアクセスするもよし、1時間~1時間半かけて簡単なハイキングとして木漏れ日の中を歩いて登るもよし。滞在できる時間やニーズに合わせて、様々な過ごし方ができます。
ここでのビール作りは、1455年に修道士たちの手によって始められました。その後長い年月を経た現在では、伝統的なレシピを一貫して守りながらも最新の技術を取り入れ、年間100,000ヘクトリットル(1ヘクトリットル=100リットル)7種類ものビールを醸造しています。三角屋根が掛けられた木造の醸造所は、その外観から受ける印象とは違い、内部には醸造過程をコンピューターで管理する最新技術の設備が整っています。ロボットが動き、スタッフがコンピューターをチェックする近代的な醸造所でありながら、壁面に掛けられた十字架が、ここが修道院の付属施設であることを感じさせてくれます。英語ガイドのアレンジも可能な見学ツアーは、所要時間約60分です。
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| Copyright by Kloster Andechs/Sv J |
醸造所を見学した後には、美味しいビールが恋しくなるものです。醸造所のガイドツアーとは別手配になりますが、見晴らしの良さが自慢の有名なビアガーデンBräustüberlでは、肉料理やサラダ、ハムやチーズなど一緒にお好みのビールを飲むことができます。大空の下、緑の丘を眺めながらのビールは格別と、多くの人が集う人気のビアガーデンです。また、本格的なバイエルン料理と共にビールを味わうなら、Klostergasthofというレストランの利用がお薦めです。
ANDECHSでは、ビール醸造所の他にも、華やかな祭壇や立派なパイプオルガンがあり、天井には美しいフレスコ画が描かれた巡礼教会のガイドツアーや、ハーブ園のガイドツアーが用意されています。巡礼教会の一角では、ドイツ人の音楽家カール・オラフの墓所を見ることができます。

AIRBRAEU エアブロイ
所在地: ミュンヘン国際空港内(ターミナル間のパブリックエリア)
さすがビールの街、ミュンヘン!と思わずにはいられない醸造所が、ミュンヘン国際空港のターミナル間にあるAIRBRAEUです。世界でもここだけと言われる空港内の醸造所では、日々数種類のビールが作られています。立地柄、醸造所としての規模は決して大きくありませんが、リクエストに応じて、ビール作りの過程を見学して実際にビールを試飲することができる、所要時間約30分の醸造所ツアーの手配も可能です。また、ビール醸造用の銅製のタンクなどが設置された店内のレストランや、開放的な雰囲気が地元ドイツの人々にも人気のビアガーデンでは、各種メニューと共に自慢のビールを味わうことができます。
すぐに立ち去ってしまうことが多い空港ですが、逆に考えれば、どんなツアーでも必ず立ち寄るのもまた空港です。その空港に、実はこんなドイツらしい場所がある。それを活かして、到着後や出発前、ストップオーバーなどの時間に、空港に居ながらにしてドイツらしさが感じられる観光や食事はいかがでしょうか。
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プロダクトコード: MUC/AIRB01
(2011年10月号)